コラムcolumn

海外へ輸出される鉄スクラップ

2022.04.19

以前紹介させていただいたコラム、
【金属のリサイクルフローの実態とは】
にて、鉄スクラップの種類や処理方法について解説いたしました。

そこで今回は、処理された鉄スクラップはどこへ行くのかについてご紹介致します。

鉄スクラップのリサイクルは日本では長い間行われております。
そのため、以前のコラムで説明したような、様々な技術があります。
実は、90%を超える鉄鋼製品がスクラップとして回収し、
電炉で溶かされリサイクルされています。

リサイクル原料となる国内で回収した鉄リサイクルは全て国内でリサイクルされるわけではありません。
その内訳は国内76% 海外へ輸出24%となっています。

実は輸出大国の日本

実は、日本は現在世界トップクラスの鉄スクラップ輸出国です。
2017年においては年間821万トン
米国、イギリスに次ぐ世界3位です。

2020年には938万トンという膨大な量の輸出を行いました。

海外からも高品質な原材料となる鉄スクラップの供給国として注目されております。

おもな輸出相手は、中国や韓国、ベトナム、インドネシアなど
東アジアから東南アジアにかけて市場の拡大を図っております。

近年発展が目覚ましい中国を筆頭にアジアで鉄鋼製品の需要が伸び輸出が盛んになりました。

 

なぜ日本が鉄を輸出し始めたのか?

日本は資源が乏しい国です。
そのため、本来なら鉄をリサイクルして再利用できるに越したことはないです。
そのため国内でリサイクルをし、足りない資源を賄えることは大変喜ばしいことです。

しかし日本では、年間3000万トン以上の鉄スクラップが回収されています。
それにより、鉄スクラップが国内で消費できる量を超え余るようになり、
価格が下がってしまいました。

このような背景から需要がある海外への輸出が盛んになりました。

 

これからについて

中国や韓国へ鉄スクラップの需要がありましたが、
これから近い将来、この2か国は輸入する側から輸出する側へと転換すると言われています。

輸出するお得意先から同じ市場のライバルへと変貌します。
これから先の国際競争に勝っていくための課題もあります。
市場の拡大や港湾や船舶などのインフラ整備など多くの課題があります。
これからも鉄スクラップ輸出大国として世界のトップ層へ居続けるために
一つ一つ問題を解決し鉄スクラップの輸出産業を発展させ続けなければなりません。

今回は、鉄スクラップの海外輸出についてご紹介いたしました。
株式会社北斗では、解体業や金属リサイクル業、運送業を行っております。
解体や鉄リサイクルについて知りたいことやお困り事がございましたら、是非私たちに相談してください。

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