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アスベストの危険度を示すアスベストレベルとは?

2022年12月07日

解体工事を行うにあたって一番注意しなければならないことは、
作業員や周辺住民の安全です。

それは事故だけではなく、健康についても安全でなければなりません。

解体工事で古い建物を解体する際にアスベストという物質が出てくることがあります。
アスベストは、大変危険なもので以前から作業員の健康被害が問題になっています。

アスベストには実はレベルがあり、1-3レベルまでの3段階に分かれています。

アスベストを伴う解体作業を行う際には、このレベルに対応したアスベスト除去作業・調査や飛散・ばく露防止対策を欠かさずに行った上で解体します。
そこで今回は、アスベストのレベルについてご紹介します。

アスベストレベルとは

アスベストのレベルは、発じん性に関わります。
ここでいう発じん性とは、簡単に言うと粉塵の発生・飛散しやすさを表す言葉です。
アスベストの飛散しやすさを同じように表します。

このレベルによってアスベストの危険度が変化していきます。
アスベストのレベルは、数字が小さくなるほど危険性が高まります。

アスベストレベル1:発じん性が著しく高い状況
石綿含有吹付け材などがあたります。

石綿含有吹付け材はアスベストの蜜度が高く、撤去工事を行う際には大量のアスベストが飛散します。

こちらは、セメントとアスベストを混ぜたもので、耐火建築物等に使われることが多く、耐火・断熱・吸音のために使用されています。
一般の住宅に使われることはありません。

よく使われる場所・建物
耐熱建築物・エレベーター・機械室・梁・柱・立体駐車場など

これらが含まれた建物を解体する際は必ず先に※除去工事・届出を行います。
※次回ご説明いたします。

アスベストレベル2:発じん性が高い状況
石綿含有保温材・断熱材などがあたります。

レベル1よりも飛散のリスクや密度は低いですが、一旦崩れると一気に飛散する恐れがあります。

よく使われる場所・建物
ボイラー・配管・空調ダクトの保温材・屋根折板裏断熱材など

アスベストレベル3:発じん性が比較的低い状況
床材、壁材、Pタイルなどの建材等があたります。

レベル1・2に比較し固く割れにくいものが多いため飛散のリスクが比較的低いです。

レベル1・2に比較し発じん性は低いですが、人体に危険が及ぶことに違いはありません。

よく使われる場所・建物
屋根材・床、壁などの内装材・タイルなど

最後に

このように一言にアスベストといっても、レベルによって種類や発じん性が変わります。
少しでもアスベストのことを知ってもらい、解体工事の不安解消につながればよいと考えています。

次回以降に、アスベストの除去工事法・必要書類・届出についてご紹介します。

 


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