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高層マンションの解体方法について 後半

2024年07月19日

こんにちは!
株式会社北斗です!

当社は、長崎県佐世保市を中心に鉄リサイクル事業や住宅や工場などの解体作業をおこなっています。

前回のコラムで、タワーマンションの解体方法を2つご紹介しましたが、他にも解体方法が存在します。タワーマンションの需要が増えてきている中、解体工事業も時代に合わせて変化することが求められています。そのため、解体工事に関する情報を皆様に提供することで少しでも解体業に興味をもっていただければと思います。今回は、前回に引き続きタワーマンションの解体方法についてご紹介したいと思います。

階上解体

階上解体とは、大型クレーンで重機をビルの屋上に持ち上げ、順に階層を解体していく方法です。最初に上層階の解体が完了すると、床に穴を開けてそこからコンクリートガラを落とし、スロープを作って重機を次の下の階に移動させます。外から見ると、解体中のビルの上で重機が活動している光景が見えます。この方法は、ビルが広い敷地に建っており、大型重機を置く場所が確保できない場合や、ビルのクレーンが最上部まで届かない場合に適しています。しかし、階上解体において、ビルが重機の重量を支えることができるかどうかは、重要な問題となっています。そのため、ビルの状態を十分に評価し、それに基づいた解体計画に従って、精密で慎重な作業を行うことが不可欠となります。

地上解体

地上解体は、建物の外部から大型重機や超大型重機(ロングアーム)を設置し、圧砕機を使用して建物を壊していく方法です。この解体工法は、大規模開発や広大な敷地に建てられた建物などに適用され、建物を地上から破壊し解体を進めます。大型重機や超大型重機は、低騒音・低振動の特性を持っており、工期を短縮するメリットがあります。
重機には様々な重機があり、超ロング解体機と呼ばれる重機は、高さ約65メートルのビルに対応できる能力を持っています。地上に置かれるため、床面の強度に依存せずに解体作業が可能です。この重機にはカメラが取り付けられ、オペレーターが作業しやすい環境が整えられており、安全性にも配慮されています。騒音や振動も少ないため、周囲への影響を最小限に抑えながら作業を進めることができます。

だるま落とし式解体

だるま落とし解体とは、ビルを下から順に解体し、上の階を段階的に低くしていく手法です。その名前の通り、だるま落としのイメージがあります。また、「カットアンドダウン工法」とも呼ばれます。この方法では、まず最下部の柱を切断し、ジャッキを使って上の階を持ち上げます。解体が完了すると、ジャッキを下げて上階を低くする作業を繰り返します。この解体方法はビルの崩壊リスクがあるものの、景観への影響が少なく、粉塵や騒音を抑えることができるため、注目されています。

ご紹介したように解体方法は様々あり、用途にあわせて使い分けています。どの解体方法でも安全第一を目標として、これからも我々北斗は作業してまいります。

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株式会社北斗

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