コラム

column

ホーム > コラム > 太陽光パネルはどうやって処理するの？

太陽光パネルはどうやって処理するの？

2024年06月21日

こんにちは！
株式会社北斗です！

当社は、長崎県佐世保市を中心に鉄リサイクル事業や住宅や工場などの解体作業をおこなっています。
近年、住宅や工場など様々な場面で使われている「太陽光発電」。太陽光を利用することで生活に不可欠な電気を生成することができるため、ソーラーパネルを設置している方は多いと思います。長期間発電が可能で環境にもほとんど害がない太陽光発電ですが、建物を解体すると同時にソーラーパネルを撤去したいと考える方もいらっしゃるため、今回は、ソーラーパネルの撤去時のことについてご説明したいと思います。

ソーラーパネルの撤去費用の積立が義務化されている！

太陽光発電は、再生可能エネルギーの一つとして注目を集めていますが、それに伴い、撤去時に不法投棄など、役割を終えたソーラーパネルの撤去時の問題が増えています。その問題を解消するために政府は、2022年7月1日から「廃棄費用の外部費用積立制度」を定めました。
廃棄費用の外部費用積立制度とは、ソーラーパネルを設置する際にあらかじめ将来的に発生する撤去費用を事業元が積立を行い、数十年後の違法な撤去・不法投棄を減少させる制度となっています。太陽光パネルは、特殊な構造のため、リサイクルが難しいものとなっていますが、近年では、しっかりとしたリサイクル方法が確立しつつあるため、制度について何か分からない点などがあれば、資源エネルギー庁で発表されているため、下記のリンクよりご参照ください。

参照：太陽光発電設備の廃棄等費用積立制度について

ソーラーパネルの撤去方法について

続いては、ソーラーパネルの撤去方法についてご説明していきます。主な流れと詳細については以下となります。
1．安全の確認・取り外すための機材の準備
　取り外す前に、電力系統（発電したものが供給されているかどうか）が遮断されていることが重要となります。電力系統の遮断には電気工事士の資格を持っている業者への依頼が必要となります。
2．取り外し作業
　ソーラーパネルを取り外す際に気をつける点としては、高所の作業になるため、転倒による事故がないように危険箇所を確認することです。また、取り外した時にもパネルの落下がないように注意を払いながらの作業が求められます。
3．ソーラーパネルの一時的保管
　ソーラーパネルは比較的大型の廃棄物になるため、収集運搬が行われるまで一時保管するか収集運搬業者と調整することが必要となります。
4．リサイクル
　リサイクル業者と連携したソーラーパネルの回収を行っている自治体も存在しているため、不法投棄しないために近くの地方自治体に連絡してみましょう。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿